世界はひとつ、あともうちょっとで。
ネット環境をととのえるためにアフリカ大手の通信会社にきました。
オフィスの壁の世界地図が適当すぎるので、日本人を代表してツッコミをいれてきました。
日本列島は小島だからまだわかるけど中東諸国が消えてるってどうなの。
アフリカの通信環境はまだ良いとはいえませんが、有線インフラが未熟な分、Wi-Fiや携帯電話回線を利用したものなど、無線通信が急速に発達しています。
携帯会社を介した現金のやり取りなど金融業もまきこんで商売の形をかえつつあるのだとか。
この国の通貨ギニアフランの古いお札は時々肥料の臭いがします。
それを、街から自分の携帯にチャージし、操作ひとつで田舎の母親宛にメール送金し、母親は田舎の森の中にある掘建小屋のような場所にある携帯会社の支店で携帯メールを見せて現金を受けとれるのだとか。
理屈では街から田舎だけでなく、国境をこえようが、成層圏を越えようが、可能な取引ですが、
海外とのやり取りはまだ街にある国営や、海外資本の大手銀行で行うのが一般的だそうです。
ちなみに中心街はいつも渋滞していて、銀行ではインフレ気味の大量のお札をキャッシャーがなくておばちゃん達が手で数えるため数時間、灼熱の屋外で待たされるのが普通とのこと。
技術はすでに距離を無意味にしてますが、その力を私たちが存分に活用するにはまだまだ課題があるようです。