頭で運ぶ。
人は、頭をつかって生きているなぁと、ギニアにきて数日ですが、度々考えさせられています。
ギニアの首都コナクリには町中に行商人がいて、農産物から輸入した西欧の生活用品、おもちゃ、おそらく違法コピーのCD、パン、チョコレート、箱ティッシュ、あらゆるものを、あらゆる場所で売っていて、市井の人々の商魂を垣間見る事ができます。
そしてほとんどの商売人は、大量の商品をだいたい体1つで、台車を使わず運んでいます。
そう、頭で!
さいしょは私も異国の雰囲気に飲まれてて、あと、街の風景に馴染みすぎてて、気にとめてませんでしたが、、
おや?
とある日思いまして、、
え?
と感じるようになり、
えぇ??
ってなりました。すごくないですか?普通に。どうなってるの??
いや、まじでなぜ落ちない??
日本なら大道芸で食べていける程度のバランス感覚に、この街は誰1人スポットをあてません。
皆、ドヤ顔ひとつせず、普通の顔で、頭で運ぶ。
そして、おそらくこの状態で、けっこう歩く。ギニア人の姿勢の良さと、衰えない腰のラインはこの頭で運ぶ文化によって進化したのかもしれません。
それは手で運べよ。ってものも頭で運ぶ。
手で運ぶ時もある。
頭を使うと手が自由になる。
私は興味深くて美しい国だと感じましたが、みなさまいかが?